Blog

ブルックリン博物館所蔵 古代エジプト展 掘り起こせ、三千年の謎

Date : 2025-03-09

2025年の3月に、この「古代エジプト展」に行きました。

2026年もまだあちこち巡回中の「ブルックリン博物館所蔵 古代エジプト展」の皮切りが、2025年の東京森アーツセンターギャラリーでした。六本木ヒルズの上、森美術館と並列している大きいギャラリーです。

監修が、YouTubeでエジプト考古学について色々発信している河江肖剰(かわえ ゆきのり)先生で、そのYouTube動画で開催を知ったのですよねー。子どもの頃(たぶん6歳くらい)には、ミイラとか骨とかてんで駄目で展示室から走って逃げたこともあるくらいだったのですが、いつの間にやらいわゆる古代文明とやらに興味津々な大人になって、古代エジプトにも興味津々になりました。

エジプト本国には残念ながらまだ訪問できていないのですが、世界には古代エジプト文明の発掘品がたくさん展示されている博物館があります。行ったことがある中では大英博物館がやっぱり大充実でしたけど、神殿まるっとおいてあるメトロポリタン美術館や、部屋ごと古い雰囲気で出土品がしこたま並んでいるルーブル美術館もなかなかのものでした。規模は小さいけど、六本木にある古代オリエント美術館にも、いい展示がありましたよー。

……さて。この展示もそうしたエジプトの収蔵品が豊富で知られたブルックリン博物館からやってきた、古代エジプトの出土品の展示です。当時の暮らしを垣間見られるレリーフや、護符や壺といった生活用品、王を象った宗教用品や、石や陶器、ガラスでできた美しい装飾品に、もちろんお墓関連の出土品まで、様々な古代エジプトの名品が並んでいました。日本とは全然違う風土と文化の国ですが、この時代の人たちはどんな風に暮らしていたんだろうかと想像させるものがたくさんあって、色々想像しては不思議で楽しい気持ちになりましたよ。

特に、私は宝飾品を見るのが好きなので、今なお美しいきらめきを放つ出土物にうっとり。それから、身内が猫を飼い始めたことで、猫のミイラにはちょっと胸が締め付けられるような気分になったりしました。たいへん丁寧にミイラ化されているようで、愛されていたんだろうなあ、この猫、としんみりもしました。

ちょっと面白かったのは、ミイラが展示されている部屋で流されていた、『ピラミッド・テキスト』を読み上げた音声。この文書は、今のところ現存最古の「葬送文書」だそうで、それを当時の読み(と推測されている)で読み上げた音源が流れていたんですね。なんというかこう……、声明(しょうみょう)のような……、不思議な気分になりました。

これは葬送の為の文書ですが、いろんな宗教で「決められた呪文のような文言を読み上げる」というお作法があるのって面白いですよね。やっぱり神様(とかこれから送る死者とか)って、現世から語りかけるものなのかなあ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA