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北米に行ってきました(NYC編 その2)

Date : 2019-09-04

旅の4日目。

この日は前日の空模様が嘘のよう、真っ青に晴れて爽やかな心地……と言うにはいささか日差しが強いほど。
この日はメトロポリタン美術館のチケットを予約していましたので、地下鉄でそちらに向かうことにしました。

……一昔前は、NYCの地下鉄は危ないから観光客は絶対に駄目だ、なんて言われていましたけれど、今はなかなかキレイで、昔と比べると格段に安全になっているのだそうです。(十年くらい前に乗ったロンドンのチューブよりキレイだったと思う。ロンドンのも今はもっとキレイになっているのでしょうか)

さて、メトロポリタン美術館といえば、「みんなのうた」や「メット・ガラ」でおなじみ、エジプトから絵画まで幅広い収蔵品を誇る、NYC随一の美術館です。
英語では美術館も博物館も「Museum」ですから、 美術館、と訳しはしますが、 上野の東京国立博物館やロンドンの大英博物館を思うと、メトロポリタン博物館、という方がしっくり来るように思います。

素晴らしく堂々とした入り口

ここは印象派の絵画とエジプト芸術がすごい! と以前から知ってはいたのですが、入ってびっくり。歴史的インテリアの展示もすごい。アジア芸術も素晴らしく充実しているし、 武器、楽器だけでも広い部屋があります。 武器なんかもうね、あれは武器庫でした……。
見ても見ても終わらない。
エジプトの部屋だけで半日は掛かるのに、それで全館の5分の1くらい、っていう……。1日ですべてを見るのはとても無理ですね……。

充実のエジプト芸術。
しかし屋内に神殿があるってどういうことですかね???

……しかしそれだけに、お腹いっぱいになるほど、各ジャンルの歴史的アイテムを見ることが出来ます!
こういった歴史的なものを見る/書く/読むが好きな人はぜひ、一度ご訪問を。

なお、この時の特別展はなんと!「Tale of GENJI」――そう、「源氏物語」!
絵画、本文の展示の他に、調度や仏壇(!)の再現まで幅広く充実していましたが、なんと、「あさきゆめみし」のカラー原画の展示もやっていたのです……!
びっくり。
源氏物語は学生時代に1年、ゼミを取ったこともあり(先生の趣向で『宇治十帖』のゼミでしたが)、馴染み深く楽しく、拝見いたしました。

さて、Met(メトロポリタン美術館の略称・愛称です)のあとは、セントラルパークを抜けて五番街へ!
セントラルパークも「スリに注意」だとか「くらいところは危ない」だとかいいますが、通り抜けにはなかなか良いところでしたよ。

芝生では犬が遊び、池では子どもがリモコンの船遊び。楽器を演奏する人たちがいて、駆け回る子どもたちがいて――実に平和で楽しげな光景でした。

その後、五番街をそぞろ歩いて、ティファニーを冷やかしたり(ティファニーの本店にカフェができ、『ティファニーで朝食を』がリアル体験できるようになった! そうなのですが、予約いっぱいでむりでした……)、そのままあダウンタウンの方に向かって街を見ながら歩いたり、ハンバーガーを食べてみたり。
THE NYC という感じの午後でした。

もちろん、タイムズスクエアも通ってみた!
……けど人が多すぎて、1回でいいや、と思いました……。

……そして、ハンバーガーでお腹を満たしたら、本日二度目の大イベント、ブロードウェイで『アラジン』鑑賞!

これがもう……さいっっこう……でした……。
オペラ座の怪人と迷ったのですが、映画公開直前だったことと、とにかく『明るくて楽しいものを見てみたい』という気持ちでアラジンにしたのですけど、とっても楽しくて、英語わかんないのに笑っちゃって、ほんとに楽しかった。

もうね。あれはジーニーの、ジーニーによる、ジーニーの為のミュージカルでしたね。……役者さん青くはなかったですけどね!!

あとジャファー役のひとがめっちゃかっこよくて良き声で歌が激しく上手かった。語彙力消失です。 (……もちろん、下手な人なんていないのですけど!) アラジン役の役者さんはたぶん新人さんに近い若手で、はつらつとした若さがミラクルキュートだし、ジャスミン役の役者さんは歌もうまくて踊りも可愛くて、スペシャルキュートでした。
……ミュージカルにしかないらしいシーンもあり、正直、アニメ版のアラジンよりもストーリーが分かりやすい&納得できる感じで、好みだなと思いましたよ。

チケット!メッザニン席にしました。

……でも次の機会があったら、オペラ座の怪人見たーい!!(これはまたロンドンに行く機会があったらそっちで見るのもいいかもしれないですけど)

★その3(ラスト!)に続く

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