短編
ウシュクは精霊に近いひとの魂で、泉の中ずっと座っていた。人としての記憶はすでになく、いつからいるのか、もう覚えていない。今となっては森と泉に属している。精霊になる日も近づいたある日、誰かを探して森を彷徨い、憔悴した男が現れて……
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