三菱一号館美術館で開催中の「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」展に行ってきました。
……2回も!
フランスはパリ、ヴァンドーム広場のジュエラー、「ショーメ」。
この展覧会は、その、ダイヤモンドのティアラを中心とした、もはやアートと言うべききらびやかな宝飾品の世界を見せてくれるものです。
皆さんご存知の「ナポレオン一世」とその妻達にまつわるジュエリーから始まる、圧倒的に華麗できらびやかな展覧会でした。
皇帝やその妻の身に付ける石、それもティアラ、となればやっぱりメインはダイヤモンド。
しかも、我ら庶民の手に入るような爪の先ほどのサイズではなく、親指の爪くらいの大きさはあろうかという大きな石がね、ごろごろと出てくるんです。
ジュエリーの図案もたくさん展示されているのですが、その時点で石が大きい。
だから、現物はもうね、目がずーっとチカチカする(笑)
それにしても、ダイヤモンドは存在感がすごいですね。
ホワイトサファイアによるレプリカ、というパリュールもあったのですけれども、やっぱりダイヤモンドは輝きが違うのだなあ、と。
たぶん、屈折率?とかそういうものの違いなのでしょうけれども、光を当てた時にキラキラ光るその光の色が、ダイヤモンドはプリズムらしく虹色なのに、レプリカはミラーボールのように、当たった光が跳ね返っている、という感じ。
……あれ、これって石じゃなくてカットの問題かしら?
それから、展示の方法も素敵でした。
ギリシャモチーフのジュエリーがギリシャの柱風の台座の上にあったり。
裏も表もぐるりと見られる展示がたくさんあったり。
蝶や鳥モチーフのジュエリーが壁でアニメーションで羽ばたいている部屋で、その現物のジュエリーが飾られていたり。
気づかなければなんともないのですが、気づくと「おっ」と思ってしまう仕掛けがたくさんありました。
そういえば、LINEと連動して、部屋を移動するとそこで展示されている展示物の説明がLINEで送られてくるサービスがありましてね。
これで送られてくる動画がね、とてもとても美しくて! しかも、帰ってきてからも見られる!
これから行く方はぜひ、見ていただきたいなぁ、と思いました。
ほんとうによかった……!
18世紀頃から21世紀まで、パリュールもティアラもたくさん見られて、目はチカチカ、お腹いっぱい。
素晴らしい展示でありました。
なお、中には撮影可能な展示が2箇所ありまして。
ひとつは歴代ティアラの模型とその現物の展示されているティアラの部屋。
もうひとつは、ティアラやネックレスを素晴らしい精度の写真技術で引き伸ばしてパネルにしたものが展示されている休憩室。
この、拡大写真がすっっっっごく美しいので、ティアラの部屋だけでなくここもぜひお写真にするとよろしいかと思います。