ちょっと前のことになりますが、西の方に住んでいる友人が、イベント合わせで東京に遊びに来たのにあわせて、三国志展に行ってきました。グッズが大変楽しいことで話題となった、トーハクでの展示です。
三国志。
私の記憶の中では完全に、横山光輝氏の漫画版三国志演義で構成されているのですが、今回の展示のコンセプトは「リアル三国志」。要するに「演義」ではなく史実の三国志の時代がどういったものだったのか、というところに重きを置いた展示内容です。
今回の展示のキーとなるのは、『曹操の墓』。
数年前、曹操の墓であると断定された墳墓からの出土品や、近い年代のものであると特定された発掘品の展示がメインです。
墓を持ってくる事はできませんが、100%サイズの骨組みが再現された部屋などもあり(なかなか立派な玄室でした)、当時の武将たちの『リアル』を肌で感じることができました。
他にも、横山光輝氏のマンガ原稿や、NHKでかつて放送された『人形劇・三国志』の人形、飛び交う矢の再現などもあり、視覚・体感で面白い展示がたくさんありました。しかもなんと、展示品の撮影可。
大変楽しく堪能いたしました。
こういう歴史モノの展示も、楽しいなあ。
……ところで、なんとなく、三国志は古代中国? 紀元前だっけ? などと思っていましたが、三国時代って紀元後でしたね……。何年か前に『兵馬俑展』に行ったのですが、同じような時代のイメージでいたら全然違いました。
(ずっと前だ、ということを踏まえると、兵馬俑の兵士像のリアルさが、異様かつ威容に感じられて今更ちょっとゾッとしました)