開催地:東京都美術館

キャッチコピーは「私は、謎を愛する」。
その言葉の示すとおり、まるでどこか悪夢か白昼夢のような、なんとも言えない雰囲気の絵を描いた不可思議なイタリア人画家、デ・キリコ。彼の大回顧展があるということで上野に行ってきました。

マネキンみたいな絵を描く人だよね、くらいのゆるーい前知識で見に行ったがために、度肝を抜かれました。次々に「謎」としか言えない絵が迫り来て、これはなんだどうしたんだと頭がこんがらがりつつ、次は一体何がくるんだとドキドキ、ビクビク。この世界に紛れ込んでしまったら帰ってこれなくなりそうな、そういう恐怖感さえありました。
だって、マネキンはうなされて見る夢の中で後ろから追いかけてくる不穏なばけものみたいだし、建物も、踏み込んだら崩れるんじゃないかというバランス感だし。描かれている窓やドアには、そこをくぐったら別の世界に連れて行かれてしまうんじゃないかと思わせるような、なんとも言えない不気味さがあるんですもの。

好きな人はすごーく好きで、苦手な人はすごーく苦手だと思う、というのが正直な感想。わたしは楽しかったけれど、見終わったあと、なんだかすごく疲れていました。たぶん、脳みそのいつも使わないところがフルに回転したんだと思います。(笑)
でも、その後食べた、デ・キリコ展コラボランチコースはとても美味しかった……。これで、疲れた頭も完全回復! 贅沢をしてしまいました……。























