2023年の東京都美術館につづき、マティス展が連続していたこの年。これは2024年の春から初夏にかけ、新国立美術館で開催されていた、マティスの「フォルム」に着目した展覧会です。

東京都美術館の展示は、マティスの人生における制作の変遷がテーマだった(と思う)のですけど、こちらは「マティスのプロセスの変遷」……でしょうか。どう書けば適切なのか難しいですが、制作におけるプロセスが、彼の人生の中でどう変わっていったかを、初期の絵画から晩年の切り絵までをたどる事で解釈してみよう、という感じ。
東京都美術館のマティスから1年経ってないしな、などと思っていたのですが、切り口が違うと見えてくるもはこんなに違うのかー、としみじみたっぷり楽しみました。






こちらはニースのマティス美術館の収蔵品がメインになっていて(東京都美術館はポンピドゥーセンターの収蔵品がメインだった)、マティスの作品のよりソリッドな部分が見られたように思いました。
あとね、新国立美術館は天井がとても高いので、大物の展示が多いのもうれしいところ。
展示の最後にあった、マティス最晩年の作であるニースの礼拝堂を模した部屋なんて、一日の光の移り変わりをライトの強弱と角度で表現していて、ステンドグラスの向こうから海と風の音が聞こえてくるように錯覚してしまうほど素敵な体験でした。



ニース、行ってみたいなー。



















