東京オペラシティのギャラリーで開催されていた、「LOVEファッション―わたしを着がえるとき」展に行ってきました。これは、ファッションというものを、「人の情熱や熱望を受け止める存在」と捉えて、18世紀ヨーロッパの華やかなドレスから、20世紀の流行の衣装、アーティストによる「ファッションへの愛」の詰め込まれた衣装、そしてファッションに関するモダンアートまでを見つめることで、『着る』とはなんだろう、ということを考える展示です。

ローブ・ア・ラ・フランセーズが見たくて行ったんだけど、他も色々楽しめました!


……そもそも、服ってなんでしょうね。
毛皮を持たない生物としては、暑さ寒さから身を守るため、皮膚を保護するため……、というのが最たる目的として衣類を着ているのだとは思うのです(きっと、原始的な人々はそういう目的で何かを身にまとい始めただろうとは思う)。夏の陽射しや冬の寒さから身を守り、皮膚を傷つける藪や道ばたの石から身体を保護する。本来的には、それでいいはずなのに。
服装に興味が無いと言う人も世間から浮かない程度に服を着るし(着ないと捕まるし)、ファッショニスタは着ることで主張し、表現するし。立場や身分がある人は、着るもので己の立ち位置を表明したりもするし。アイドルは自分を輝かせる為に衣装を着るし、二次元のキャラクターも衣装が素敵だと「おっ」と思ったりするし。
所属を示し、立場を示す。場を表し、気持ちを表す。性別をアピールしたり、逆に隠したりする。自分を魅力的に見せたくて着る。人と同じになりたくて着る。人と違うように見せたくて着る。世間に溶け込む為に着る。好きなものを主張する為に着る。などなど、など……。
人類は進化の過程で『服』を、ただの身体を保護する為だけのものでは無くしてしまったんだなあ。
……などと小難しいことを考えつつ、目は楽しく、この三百年ほどのファッションの流行やアートを追いかけて楽しみました。ああ、楽しかった!





































