旅の3日目。
ワシントンDCのダラス国際空港から国内線の飛行機で、世界一の大都会、マンハッタン島ヘ!
到着はたしか、ニューアーク・リバティ空港だったと思います。どうやら、かの有名なジョン・F・ケネディ国際空港より、マンハッタンに近いみたい。
空港を出たところでトラックが事故っているというハプニングもありましたが、高速道路を気分良く走って、トンネルを抜けたらそこはマンハッタンでした。
マンハッタン。
……世界一の大都市の名は、伊達じゃなかった。
地震大国日本ではどう考えても無理な、高層ビルの山脈がどこまでも続いていました。マンハッタンについた日は雨だったので、ビルの上の方は雲の中です。
――隣のビルとの間の道がこんなに狭いなんて信じられない! 並ぶビルが軒並み30階建てオーバーだなんて信じられなーい! という気持ちで胸がいっぱい。ホテルも23階でしたし……
……ちなみに、ホテルまで送ってくださったのは、NY歴20年の日本人の運転手さんだったのですが、「マンハッタンでおすすめのランチは屋台だよ! 今一押しなのはハラルメニュー(イスラム教徒の人向けの、豚が入ってないやつのことだと思われる)を出す『ハラル・ガイズ』っていうところ! ビーフかチキンが選べるけど、ここは『ミックス』がおすすめ! ホテルのすぐ横で売ってるよ!」……と超耳寄り情報を教えてくださったので、ランチは屋台にしました!
雨でちょっと暗いのもあってなんか写りがあれですけど、すごく美味しかったんですよ……。評判良いって伊達じゃなかった。上にかかっているソースがタルタル的? いやシーザーサラダドレッシング的? でとってもお肉にあいました。なお、付け合せはレタス、お肉の下はタイ米的なお米のチキンライスです。
この日は雨のお影で列がなく、待っている間何故か屋台のお兄ちゃんたちと踊る羽目になりましたが(謎)、めちゃめちゃ美味しいランチでした!(ただし通常サイズは超ボリューミー、Sサイズもあったそうですがうっかりレギュラーを頼んでしまった我々は、翌朝のご飯もハラル・ガイズ(お残し)となってしまったのであった……)
さて、ご飯のあとはホテルから徒歩3分の現代アートの殿堂、MoMA(Museum of Modern Arts)へ。地下から地上6階までが展示スペースというビル型美術館であり、完全室内なので、雨の日でも問題ありません!
……しかし残念、今年のMoMAはあちこち工事中で(隣のビルまで展示スペースを広げるようです)、肝心のアメリカンモダンアートのフロア(4階)が、閉鎖されていました。……このフロアが見られないと、アンディ・ウォーホールの展示がほとんど見られないんですよねー。
というわけで、某スープ缶やマリリン・モンローは見られませんでした。残念!
なお、中庭に金属の巨大な薔薇が生えているのですが、その向こうに広がる新旧なマンハッタンのビルの眺めが見えて、なんだかダンジョンのようで面白かったので、行かれる時はぜひ、中庭から向こうを眺めてみてくださいねー。
さて、MoMAのあとは大通りを歩いて、セント・パトリック大聖堂を拝観し、グランドセントラル駅へ。海外ドラマ好きならきっと見たことのある、あの駅です。日本でいうと東京駅的な? ところかと思いますが、東京駅のほうが広いなー、というのが私の感想。
ただ、星座の天井画とインフォメーションの時計に「映画でみたことある!」「ドラマで見たのまんまだー!」と大はしゃぎしたのでありました。
なお、地下はフードコート。お仕事帰りのビジネスマン(USのビジネスマンは朝が早く、したがって終業も早いとのこと。15時くらいから帰り始め、17時はもはやディナータイムのようです)がたくさん、テーブルを囲んでいました。
……ハラル・ガイズのチキンライスでお腹が空いてない、という妹を横目に、生ハムとモッツァレラとバゲット、クラフトビールを注文。このモッツァレラ、とってもおいしかった……!
いやほんとに、割と何を食べても美味しかったんですよ、ニューヨーク。
お店選びが大成功だった! という可能性もありますけど、ニューヨーク、とにかくステーキ、量が多い、美味しくない……みたいな話を聞いたのは、遥か彼方の遠い昔のことだと、よーく分かってきたのでありました。
★その2へ続く。