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橋本コレクション展と極楽鳥展

Date : 2023-06-25

憧憬のブルターニュ展と同時に、西美で開催されていた企画展(常設展の一角で開催される小規模な特別展)の『橋本コレクション展』と、丸の内のKITTEにあるインターメディアテクで開催されていた『極楽鳥展』にも足を運んでいました。どちらも素晴らしくキラキラしていたので、雰囲気をお裾分けいたします。

橋本コレクション展

西洋美術館には、『橋本コレクション』と言われる『指輪』のコレクションがあります。橋本氏が2012年に寄贈されたもので、これが本当に素晴らしいんです。
古代の遺跡から発掘された指輪から、現代の名工の手による指輪まで時代も幅広いのですが、技法やギミック、石や素材も様々で、見飽きる事がありません。

今回の企画展は2014年に開催された特別展のコンパクト版で、6/11まで開催されていました。2014年の図録も再販されていて(これがまた良い感じの図録なんです)、小規模ながら見応えたっぷりの素敵な空間でした。

展示室は宝石を輝かせるために暗い上、当然ながらフラッシュは禁止なので写りは悪いのですが、写真がOKでしたので、雰囲気をお裾分け。西美の常設展には必ず10点ほどの指輪が出ていますから、お好きな方はマメに覗かれると現物を楽しめると思います。

極楽鳥展

丸の内のKITTE(旧東京中央郵便局)内にあるインターメディアテクは、東京大学の大学博物館の付属施設。アンティークな時代の大学博物館の空気と、現代的でモダンな設計が合わさった、お洒落で居心地の良いコンパクトな博物館です。なんと入場無料で、新幹線の時間を待つ人などが時間つぶしに訪れて驚嘆する、素敵な場所です。

そこでゴールデンウィークまでの間行われていたのが、『極楽鳥展』。インターメディアテクの十周年を記念した、ヴァン クリーフ&アーペルとの共同主催という形の特別展でした。
生物としての極楽鳥と、ジュエリーのモチーフとしての極楽鳥(実際には極楽鳥だけに留まらず、様々な鳥のもチーフがありましたが)を見比べて、鳥がどのように研究されてきたのか、それらをモチーフとするときにどのような観察が成されたのか、それを実際に形にするときにどのような技術やデザインが用いられたのか、といったことを考える展示です。

これもまたまあ、言葉を失うほどの色彩と輝きに満ちていて、心ウキウキ目はチカチカ。極楽鳥という鳥がそもそも艶やかな鳥ですが、ジュエリーになるとまた、とんでもないきらめきを放っていました。

こちらも撮影が基本的にOKでしたので、場の雰囲気をお裾分けいたします。

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