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貝類展―人はなぜ貝に魅せられるのか

Date : 2025-02-09

国立西洋美術館で開催されていたモネ展が大盛況で、チケットが取れなかったので、かわり……と言うには全然趣が違いますが、国立科学博物館で開催されていた企画展『貝展』を見てきました。

科博は特別展と常設展の他に、企画展というミニ展示(とはいえそこそこ広い部屋1室まるっと使うのですが)を良くやっています。追加料金が掛かることもありますが(ポケモン化石展は費用が掛かった)、基本的には常設展のチケットで見られます。

この時は「貝」についての企画展をやっていました。サブタイトルがなかなかロマンチックですが、そのサブタイトルに負けない『貝に関する創作やアート』が、生物学としての貝類の展示の合間や部屋の隅に展示されていて、「ちょっとエモい」構成です。

……ところで。
『貝』というと私は、アサリやホタテ、牡蠣やアワビなどの食べられるものや、真珠貝や高瀬貝、白蝶貝や黒蝶貝などの装飾に使うもの、あとは南国のお土産屋さんでみるような大きな巻き貝とかホラ貝とか、シャコ貝みたいなものを思い浮かべるのですが……、展示室の入り口を飾っていたのは、巨大な『ダイオウイカ』の復元模型でした。博物館の一階から二階に絡みつく原寸大のダイオウイカ、インパクト抜群です。

そういえば、イカって、いわゆる「貝類」でしたね……。タコとかカタツムリとかナメクジなんかも、分類のグループでは貝の仲間のようです。カタツムリとかは殻を背負ってるので納得ですが、軟体動物たちが貝の仲間なのは……、貝の中身がうにょうにょしている事を思い出さない限り、なんだか不思議な感じがします。
つまり、貝の本質って殻の側じゃなくて、中身なんだな……。生き物だからそれはそう、と思いつつ、『貝』と言われると真っ先に思い出すのはやっぱり殻の部分なので、なんだか申し訳ない気持ちになりました(笑)

貝類展は、軟体動物から、世界中の様々な貝、人と貝の関わり(貝の加工や食べられ方など)、貝にまつわるアートや文学、歴代貝研究者のコレクションまで、幅広く展示されていて、『貝』に関するものがぎゅーっと凝縮されていて面白かったです。

美味しいか、形が綺麗か……くらいの視点しか持っていませんでしたが、浜辺にぽつりと落ちている美しい貝に魅せられた先人達の気持ちが、ちょっと分かるような気分になった、楽しい展示でした。

……ちなみに、科博の企画展。規模はコンパクトなんですが、土日はいつも結構混雑しています。やっぱり、科博に来る人たちは生物とか自然科学とかが好きな方が多いのでしょうね。特別展並の人混みに遭遇することもあるので、特別展とハシゴされる時は、残り時間にお気をつけて!

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