仕事でアレなことがあった日など、「うわーっ!!!!!!」と叫びたくなる、でも叫べないそんな日、勢いに任せて手を動かしたくなります。
というわけで、昨年から年末年始にかけて「休日のお父さん」みたいな格好になっていた我が家の某海の男熊氏に先日、お洋服を縫いました。
いわゆるブラックウォッチ(で、合ってます?)の生地、お店の特売ハギレコーナーで600円のお品。(ちなみに3つで1800円が1500円になるというお得価格だったので、実質500円!)タータンチェックが大好きなので、安売りされていると思わず手に取ってしまいます。
手織りのためのスコットランドチェックっていう本があるんですけど(もちろんわたしは手織りは出来ませんので、資料として手に入れた本なのですが)、これを見てるだけでホント楽しくていつまでも眺めてしまいます。ちなみに、タータンチェックの歴史とか使われ方とか、どのタータンはどこのタータンなのかとかをざっっくり知るにはタータン 伝統と革新のデザインっていう本もおすすめ。タータン展の図録的な本だったみたい。展示やってたの知らなかったな、行きたかったな……。
期せずして三つ揃いみたいになっていますが、中のベスト部分は前回の熊も身につけていた、ちょっと民俗調な黒地の生地です。シャツも、前回作ったあの薄青デニムみたいな色のシーチングのまま。蝶ネクタイだけ新調しました(実は、以前蝶ネクタイもベストに併せて作ったんですが、妹さんのテディベアのところにお譲りしてしまったのです……)。
素足なのが気になってついには靴まで作ってしまったんですが、ここまでやってやっと満足しました……。
生地の裁断から縫製まで、累計で9時間くらいでしょうか(服で6,靴で3くらい)。ものが小さいから案外短時間でできるのだなあとちょっとびっくりしながら楽しくミシンを踏んだのでした。
……ホモサピエンスの服もまた、そのうち。
文中で紹介した本
手織りのためのスコットランドチェック
誠文堂新光社
9784416615836
紹介って程でもないかもですが、テキスタイルのパターンとか眺めているのが好きな人は好きだと思う本。あと、ちょっとしたスコットランドのキルトに関するコラムも入ってます。キルトの着方の絵がなんともかわいい。
タータン 伝統と革新のデザイン
監修:三鷹市美術ギャラリーほか
判型:A5変型
ISBN:978-4-86152-692-3 C0071
書影が版元ドットコムにないんだけど、可愛くてお洒落な表紙です。こちらはどちらかというと、タータンって何? どんな歴史? みたいなことをまとめている本です。タータン好きにおすすめ。名クランのタータンとか、カンパニータータンなんかも簡単にまとまっていて楽しめます!