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ボストン美術館展

久しぶりに来ましたわ!

夏の終わりの頃、東京都美術館で開催されていた「ボストン美術館展」(会期:~2022年10月2日)へ行きました。

こちらの展示は、ボストン美術館が所蔵している『名品』が来日するというもの。本当は2020年に開催される予定だったものが、COVID-19の影響で2年遅れ、満を持して開催! となったものです。(予定が変わった結果、展示品が一部変わってしまったようで、図録が2刷販売されていました。2020年版、買わなかったけどレアだったかも……)

今回の目玉は、「日本にあれば国宝だっただろう」という『幻の国宝』と銘打たれた絵巻。つまりそういう「里帰り名品」の並ぶ構成なのかなーと思って見に行ったのですが、実際には、古代エジプトやローマの彫刻から中国皇帝の袍、ヨーロッパのジュエリーや肖像画に楽器、日本刀や書画と、和洋中アジアの様々な名品がどっさり、見応えたっぷりで目が喜ぶ展示でした。

白と黒の孔雀が美しいね

ちなみに『幻の国宝』と銘打たれていたのは、『吉備大臣入唐絵巻(きびだいじんにっとうえまき)』という、平安後期~鎌倉初期の絵巻です。内容は、吉備大臣――吉備真備が、遣唐使として渡った唐の地で、その才を妬んだ人々に様々な無理難題を挑まれるも、唐の地でなくなり鬼(霊)となった阿倍仲麻呂に助けられて難関を突破していく……という絵物語。次から次にやってくる山場を、同郷のよしみで無条件に味方をしてくれる鬼(霊魂なのでチート)に救われるという筋書きです。神話や伝承によくある話形ですけれど、そのハチャメチャさは漫画やラノベに通じる面白さ。
しかも、とても綺麗な形で残っているのですから、日本に残っていれば確かに、国宝に指定された名品となったかもしれません。
……でも、博物館に収蔵されずに日本に残っていたらこれほど綺麗に残っていなかった可能性だってありますから、何が幸運となったかは分からないですけれどね。

そんなわけで、世界の名品がたくさん見られる、イイトコつまみ食いの楽しい展示でした。次から次に全く違うものが現れるので、飽きると言うことがありません。絵も書も彫刻も、食器もジュエリーも楽器も服も……というのはなかなかに欲張りで贅沢!
見る前に思っていたよりも遙かに満足できたのでした。

さて、ひさしぶりの都美なので、お昼はこれまた久しぶりに館内の食堂(精養軒)へ。
美術館の展示を見た後にコラボご飯を食べるのも、わたしの楽しみのひとつです。今回はボストン美術館展とのコラボということで、クラムチャウダーやお魚の料理がとってもおいしいランチセットがありました。

……クラムチャウダー、大好きなんですよね……。ワシントンに行ったときに食べた味が忘れられないのですけれど、いつかは本場なボストンでも食べてみたいものです。

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