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化石ハンターでWhoAreWe

科博は特別展も撮影OKが多くて嬉しい

※今日の記事は、下の方(科博の記事)に剥製の写真が出てくるので、苦手な人はスルーでお願いします!

先日投稿した「ボストン美術館展」と同じ日に、国立科学博物館の『化石ハンター展』と『Who Are We』という展示をはしごして来ました!
……COVID-19のある世界になって以来、あんまり頻繁に外出するのも……と言うことで、1日に博物館や美術館をはしごする事が多くなりました。この2年ですっかり運動不足の体力不足なったために、見終わる頃にはすっかりくたびれ果てているのですが、充実感は凄まじいです。

さて、まずは『化石ハンター展』について。

企画名からして、「おや、これは普通の化石展ではないな?」と思わせられますが、その名の通りの『化石ハンター』なる人々の歴史に目を向けた、一風変わった化石展です。
化石ハンターとは。「ハンター」と言われるとトレジャーハンター的な響きがありますが、ここでは未発掘の化石を求めて世界を冒険する人々、つまり、自ら発掘に向かうタイプの化石を研究する学者さんたちのことです。

こういう化石が怒濤のように現れる。
右に見切れているのがゴビ砂漠(カラー写真)

中でも今回のメインは、伝説的(?)な化石ハンター、アンドリュースがちょうど100年前に実行したゴビ砂漠での冒険的発掘に重点を置いた展示です。当時、哺乳類の進化の系譜には大きな『穴』があり、その不明なパーツは未発掘地域の多いアジアにあるのではないか、という説があったのだとか。アンドリュースの師がその説を支持していたため、ならばと大規模なキャラバン隊を編成してゴビ砂漠へ向かったらしいのですね。

左後ろに見える写真がゴビ砂漠(モノクロ)

モノクロームな写真の中で砂漠にくっきりと影を落とす隊員よりも大量のラクダ、インディー・ジョーンズのごとくな佇まいのアンドリュース、荒寥としたゴビ砂漠の永遠に続く大地――。次から次へ現れる、そんな写真だけでぐっときてしまうのですが、彼らの後に続いた学者達の発掘の歴史や、その成果としての化石の展示などももちろん大変面白く。子どもも大人も目をキラキラと輝かせる、楽しい展示構成でした。

アンドリュースのエピソードでこれが一番クスッとしちゃった

この展示の後、日本館で開催されていたミニ企画展の「Who Are We 観察と発見の生物学」も覗いて来ました。Twitterなどで見かけるに、結構評判が良さそうだったので、どんな展示かなと気になっていたのですよね。

こちらは、タイトルが示すように「私たちは何者か?」をテーマとした展示。……つまり、私たち人間を含む『地球上の生物』とは、一体なんなのだろう、という問いを考えるためのヒントを、ちょっと面白い展示方法で見せてくれるものでした。

その方法とは――『引き出しを開ける』、というもの。展示室に様々な引き出しが隠されていて、その引き出しを開けると「いろいろな哺乳類の歯」が並んでいたり、「近年発見された新種の数」などのパネルが出てきたりするのです。

引き出しを引っ張ったら出てきた「角持つ偶蹄類」の模型。
(偶蹄類じゃなかったらごめん)

構造色を持つ生物の詰まった引き出しがあったり、絶滅したとされる種についてのパネルが出てきたり、骨が出てきたり。びっくりするものあり、ぎょっとするものあり、感嘆するものあり。引き出しを開けるたびに、生き物の不思議が出現します。

自分で「次はなんだろう?」と思って引き出しを開けるので、博物館の展示にありがちな「ガラスケースに展示されているものをさらっと見て過ぎてしまう」ことがなく、より頭に残るような気がしました。「自分で何かアクションする」タイプの展示って、記憶に残りやすくていいですよね。

……ただ、このタイプの展示なので、誰かが開けていると見られないとか、人気の引き出しはなかなか順番が回ってこない、なんて問題はありました。あと、みんなが引き出しに触るので、感染症がちょっと心配だったかな。(ハンドスプレーを持ち歩いてますけど、展示品にアルコールがかかったら大変なので、中では使えないですしね……)

今回の「Who Are We」は「Vol1:哺乳類」とのことで、これから鳥類とか虫類とか魚類とか植物とかやるのかもしれません。今回かなり面白かったので、Vol2以降があったら是非見たいです。
……その頃には、COVID-19が終息しているといいなあ。

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