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科博「毒」展

Date : 2022-12-24

2回目の国宝展に行った日、実は科博の「毒展」もはしごしていました。

なかなかお洒落なロゴですね

こちらは、Twitterなどで「図録がすごくいい感じ」「キノコのぬいぐるみがすごくいい」などと話題になっていたので、どんな展示なのか気になっていたのです。

正直なところ、テーマが「毒」とちょっと怖い内容なだけに、今年の春にやっていた「宝石展」や、夏休みなどに開催されがちな恐竜や動物、海外の有名遺跡などの紹介展などに比べると、ちょっと地味めな展示なのかな……? と思っていたのですが、全然、そんなことはありませんでした。

いきなり巨大なスズメバチとハブ(マムシだったか……?)の模型がお出迎えしてくれたり、名前はよく知っているけれど現物とはそうそうご縁のない有名毒(トリカブトとか、青酸カリとか……)を見せてくれたり、身近な「実は毒のあるもの」や、「毒を持つ生物」を、いろいろな角度で分類して展示していて、すごく面白かったです。鴆かも知れないと言われている鳥の剥製とかね、これが?! と同行の友人が目を丸くしていました。
※「鴆」は古代中国の伝説にたまに出てくるらしい毒殺に使われた鳥。私は全然詳しくないので、気になった方は調べてみてね。

自分より大きいスズメバチにビクッとした

人体に限らず、ペットや自然界の虫・鳥・動物など、生体に何らかの良くない影響を及ぼす物を幅広く「毒」として扱っているところも面白かったです。お酒とか、たばことか、殺虫剤やカフェイン、少量接種では影響のない野菜などに入っている成分まで、いろんな物を取り上げていました。

どんな毒が生体にどんな症状を起こすのか、なども展示されていて、興味深くもちょっと怖く。ミステリに出てきがちな毒は実はこんな物だよ、みたいな紹介がされていたり。創作意欲をかき立てるような内容がてんこ盛りで、とても充実した時間を過ごせました。
……日本人、よく、ふぐ食べるよなあ。

図録は売り切れていたけどキノコはゲット!
※図録はミュージアムショップで予約出来て、
配送してもらえました

ちなみに、内容が「毒」だからなのか、見たのが午後だったからなのか、小さいお子さんは少なくて、デートらしい若い二人連れのお客さんが目立ちました。そして、私の想像の倍は混んでました。大人が多いと展示ケース前が空かなくて、後ろから見えないので、じっくり見るには朝一を狙った方が良さそうです。

ちなみに、「QuizKnock」と「薬屋のひとりごと」とコラボしているので、お好きな方は是非どうぞ!(どっちも好きなので嬉しい)

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