これはもう随分と前、春の初めの頃のことなのですが、SNS等で大変好評だったDIOR展に行ってきました。話題になった為に後半に行けば行くほどチケットが取り辛かったようなのですが、3月のチケットを予約するタイミング(2月の頭くらい)ではまだチケットが取れたのですよね。
こちらの展示は何年か前にパリで開催されていたもののアップデート版だったようなのですが、全く同じ内容ではなく、より日本の話題を増やして、ボリュームもアップ! していたようです。
DIORといえば、日頃はコスメくらいしかご縁がありませんが、クリスチャン・ディオールの「ニュールック」のシルエットの美しさは昔から大好きでした。その憧れの「ニュールック」の衣装をはじめとした、DIOR歴代の美しいドレスがこれでもかと見られるという噂を聞きつけて、わくわくとしながら出かけました。
……そしたらこれがもうね、すばらしかった。
展示はアーティスティックで、一着一着が展示ブースも含めてひとつのアート作品のよう。その点数も想像の何倍もボリュームがあって、次から次に美しいものが現れる。次の部屋はどうなっているだろう、次は何が出てくるだろう、どう飾られているだろう。美術館で、部屋をひとつ進むごとにそわそわ、どきどきするなんて、なかなかない経験です。
しかも、現れるドレスはどれもこれも、職人達が粋を凝らした一点物です。目を奪われる美しいシルエット、織りや風合いも様々な生地、色も素材も華やかなオートクチュール刺繍……。ブランドを立ち上げたクリスチャン・ディオールから、彼の後を継いでいった歴代の筆頭デザイナー達の力作が、これでもかとひしめいていました。
ああ、許されることなら3周くらいしたかった……。
しかし、どう素晴らしかったか、言葉を尽くしても伝えるのがとっても難しいので(文字書きとしてあるまじきですが……)撮影OKだった写真でお裾分け出来ればと思います。
……この展示の為に、新しくコンパクトデジタルカメラの良いやつを買いました……。
クリックで拡大表示できますので、よろしければぜひどうぞ。