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永遠の都ローマ展

Date : 2023-11-26

※記載しているのは2025年です

東京都美術館で開催されていた、「永遠の都 ローマ」展に行きました。
ローマという都市が如何にして成立し、どのような歴史を歩んできたのか、世界で最も古い美術館のひとつに数えられるカピトリーノ美術館の収蔵品(彫刻や絵画)などから読み解こう、という歴史絡みの展示です。こういうのだいすき。

古から続く大都市で、カトリックの総本山たるバティカンを内包する都市、ローマ。その街の美術品の歴史は、権力と勢力の歴史でもあります。古くは古代人の崇めた神像にはじまり、バティカンに由来する彫刻や、旧い貴族たちがコレクションした絵画まで。街の勢いとコレクションの充実度が比例して、その歴史をあらわしているようです。

そして、カピトリーノ美術館のあるカピトリーノの丘は、いわゆる「一番古くからローマだったところ」。ローマに七つある(らしい)丘で一番高く、古くは神殿が置かれ、いまも市庁舎があるところです。ヨーロッパでもなかなか濃い歴史を見つめてきた土地ですね……。

そんな丘からやって来た、古代から現代までの歴史の連なる展示、ちょうたのしかった。
それにしても、地中海近辺の古代の人たちは、ものをつくる力が凄まじいですね。やっぱり文明が交差する場所だから、様々な文明に属する人たちが、よりよいように感じたものが選別されていった結果、洗練されたのだろうか……。

ちなみにこの展示会は、岩倉使節団がカピトリーノ美術館を訪れてから150年の節目の記念でもあった模様。歴史の教科書で見かけた名前が突然現れて、歴史の1ページを垣間見る楽しみもありました。

そして、お土産で買ったチョコがすごく美味しかった事を、ここに記します。
同じチョコが東京駅の地下街のイータリーで買えるようなので、気になった方はぜひ。

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