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『ゴッホと静物画 伝統から革新へ』展

Date : 2023-12-09

※この記事を書いているのは2025年です

印象派が好きな方はご存じかと思うのですが、新宿にはゴッホの『ひまわり』のひとつがあります。SOMPO美術館です。そのSOMPO美術館にゴッホの静物画が25点集結したのが、この展示『ゴッホと静物画 伝統から革新へ』です。

ゴッホと同年代の画家の絵も40点くらい並べられていて、当時の静物画を取り巻く雰囲気を味わう事ができます。

ゴッホは、自分が『鮮やかな色彩を扱うのが苦手だ』と感じて、花の静物画で色遣いの練習をしていたのだとか。彼が金銭的に苦しくて、モデル代より花代の方が安かったから……、という事情もあったようですが、そうした事について弟妹に手紙を送っているそうです。(ゴッホの弟のテオは有名ですけど、妹さんもいたんですねえ……。あんまり知りませんでした)

今回は、ゴッホが描いた静物画――花だけではなく、靴や食卓などといったものも展示されていました。わたしのすきな『アイリス』もあって、見ていてとっても楽しかった。

他にも、セザンヌとかゴーギャンとか、ルノワール、モネなど錚々たる面々の静物画もあって、印象派当時の画家達が苦心しながら描いていただろう空気が感じられて、それもよかったです。

……ゴッホとモネはどこで展示されていても大体大混雑なのですが、この展示も人がたくさんでした。でも、知名度のせいか、西美とか都美よりは空いていたかな。

ここはお土産に、ゴッホ美術館とのコラボ商品などもあるのでミュージアムショップが楽しいです。『ひまわり』は常設である時期もあるはずなので、ぜひどうぞ。

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