※この記事自体は、2025年になってから書いています。
竹橋の丸紅ギャラリーで開催されていた、『源氏物語 よみがえった女房装束の美』という展示に行きました。

2024年の大河ドラマが『光る君へ』なのに合わせての開催だったのかな? と思います。2024年は平安系の歴史物の展示がたくさんあって、良かったですよね……。
さて、この展示はどのようなものかというと、「当時の技術を用いて、女房装束を再現する」というプロジェクトの結果完成した「女房装束」を見よう、と言うもの。実践女子大の研究者などその道のエキスパートたちが、絵巻や有識故実書を読み解いて、当時の染めや織り、サイズや着付け、振る舞いなどをできるだけ忠実に時代考証して再現した、とのことで、大変美しく艶やかな女房装束を堪能できる展示でした。
その美しさと再現性が話題となったようで、丸紅ギャラリーはコンパクトな企業美術館なのですがかなりの大混雑、そして図録は残念ながら売り切れていました……。
基本的に撮影は禁止なので、心の中で振り返るしかないのが惜しいのですが、素敵な展示でした。もう一回やってくれないかなあ……。もしくは図録、再版してほしい……。年末に涙を吞みました。