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「モネ 連作の情景」展

Date : 2024-01-08

……振り返り記事、ようやく2024年までたどり着きました!

2024年最初の美術館は上野の森美術館の「モネ 連作の情景」展へ。
睡蓮の連作で知られるモネが、どのような経緯で連作を制作するようになったのか、モネの実際の連作を見ながら味わう展覧会です。

100%モネ、って意外と珍しいので楽しかった!

私はモネのこの、霧や靄に沈んだ感じのぼやぼや~っとした色遣いがとっても好きなのですが、当時は嘲笑的な意味で『印象派』と呼ばれたくらい評判が悪かったのだとか。

それが今ではこの大人気。会場も大混雑でした。後進も続いたし、時代の評判というものはあっという間に変わってしまうものなんだなぁ……としみじみ。

モネに限らず、印象派の画家はそういう人が多いですね。時代的にも短命な画家も多く、長く生きた人だけが、生前に評価を手にしているというか……。

19世紀末と言えばまさに、激動の時代、『時代の変わり目』。さもありなん、と言ってしまえばそれまでですが、当時の創作者達の時代に翻弄されている経歴や絵の変遷を見ると、なんとも言えない気持ちになることも、しばしばあります。

……さて、あれから百年ちょい。情報化社会によって時代の変化が超高速化した今の時代の私達は、果たして百年後、評価が残っているでしょうか……?

そんな事をしみじみ考えたりしたのでありました。

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