2024年の1月にキュピズム展を見に行ったのでその記録。
たしか……、「モネ・連作の情景展」とハシゴで見たんだったような……?

タイトル:「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」
開催地:国立西洋美術館
キュピズムって良く分からないな~、と長年思っていました。
どんなものかとか、誰が書いているかとか、そういうことは知っていたし、ピカソの絵などは西洋美術館の常設展にもありますから、見たことがないわけではないのです。でも、あれはいったいどう見たらよいのやら? と、私の中ではずっと「よくわからないかいが」の代表のような位置に置いていました。
正直、この展示を見たときも、よくは分かりませんでした。でも、分からなくても良いのかもしれないな、と思うに至りました。それは、この展覧会が「浴びる」という言葉を使いたくなるほど、たくさんのキュピズムの絵画を並べて見せてくれたからです。

あまり知らなかったピカソ以外のキュピズムの画家達の絵と、キュピズム変遷の歴史をこれでもかと見せつけられるこの展示。初期の「まだなんとなくなにが描いてあるかわかるぞ」というものから、後期の「見えているように描くことにはこれっぽっちも重きが置かれていない」という雰囲気のものまでずらりと続くキュピズムに、「わかんないけど、どうやらそもそも、分かれと思って描かれていない」「分からないことが悪い事ではなさそう」「画家達の『絵』というものそのものの再構築の過程の発露なのかもしれん」「絵ってなんだ、って根源を突き詰めようとしてここにたどり着いたんだろうか」と、これまでの人生で一度も考えたことのないことをつらつらと考えました。








当たり前のように思われているものを当たり前でなく捉えるこころみ、みたいなものなのかもしれないなあ。
本当にたくさんのキュピズムが並んでいて「あ、これはちょっと好きかもしれない」というような絵にも出会え、大変面白い展示でした。次にこういう展示が来たら、きっと見に行っちゃうだろうなあ。
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ちなみに、うんと昔にパリのポンピドゥーセンターには行ったことがあります。
でも展示のことを全然思い出せなくて……。
鮮やかな色の外エスカレーターと、お土産売り場で売られていた日本語のガイドブックのタイトルが「ポソピドゥーセソター」だったこと、エスカレーターから見えたエッフェル塔が、なんだかギラギラに光っていたことばかり思い出しました。わたし、旅の記憶ってわりとそういう、しょうもないことばっかり覚えている気がします(笑)



これはランチで食べた、キュピズム展コラボコースメニュー。おいしかった……



















