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ポケモン工芸展とソール・ライター展

Date : 2024-12-29

2024年末の頃、東京・麻布台ヒルズギャラリーで開催されていた「ポケモン×工芸展 美と技の大発見」と、近くの虎ノ門ヒルズにあるベイクルーズのショップ内ギャラリー開催されていた「ソール・ライター展」に行きました。

ポケモン工芸展は、2023年に金沢の国立工芸館で開催されたのを皮切りに、ロサンゼルスを含むあちらこちらの美術館で巡回されている(そして2026年に北海道で開催されて終了となるらしい)、「日本の伝統工芸などの技術を用いて、『ポケモン』のキャラクターを表現する」、不思議で面白い美術展です。

――ポケモンが生まれて、2026年で30年。30年前にポケモンを遊んだ子どもが優れた職人になりましたという人も居れば、あの頃子どもが遊んでいたと振り返るベテラン、今回の話を聞いて始めて、孫世代に教えて貰ったという大ベテランまで。今となっては千種を超える数を数えるポケモン達のなかから、己がモチーフにしたいものを選んで工芸品を生み出していて、たいへん楽しく、興味深く、そしてもちろん、面白かったです。

かっこいいポケモンを真っ直ぐに具現化した人もいれば、ポケモンを模様として取り入れた人もいたし、ポケモンが工芸品に溶け込んだような姿を表した人もいれば、工芸品がポケモンに溶け込んだような形を示している人もいました。中にはポケモンの『技』を表現した人もいて、これがほんとうに不思議で、面白くて、ちょっと背中がゾクゾクしたり……。

ポケモンがいる世界があったら、その世界の工芸品はこんな形をしているかもしれない、とたいへん楽しく堪能いたしました。

巡回する毎に展示品が増えているのも魅力で(会期中に新作ができて増えていくんです!)、各地で新作が発表されることで、巡回展を追いかけるように見に行った人も居たようです。……あれは見たくなっちゃうよなあ。

大人も、年配の方も、小さいこどもさんもいて、なかなか賑わっていました。日時によっては大混雑だったようなので、これからご覧の方は、朝イチがいいかもです。


さて、もうひとつ。

かつて、「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」展 で心を打ち抜かれたカメラマン、ソール・ライターのコンパクトな展示が、麻布台ヒルズから徒歩20分くらいのところにある虎ノ門ヒルズで開催されていたので、散歩をかねてそちらにも行ってきました。

今回もやっぱり、構図にハッとして、差し色(色遣いと言うより、差し色と言いたい)が魅力的で。なんと言うことも無い日常の光景が、なんだかドラマチックに見えて……。堪りません。

渋谷で開催された原点展に比べれば、小さなギャラリーでの個展のような、コンパクトな展示でしたが、人もさほど多くなく、展示品との距離も近く、大変じっくり、こちらも堪能いたしました……。

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